タンクがいっぱいで下ろせない。

ガソリンスタンドによってはいい加減なところもあってタンク残量と荷下ろし量が合わなくても「ギリギリ入るから大丈夫、おろして」と言うスタンドの人も時々いた。我々タンクローリー で配送するものにとってお客さんの言うことをしっかり聴くと言うことも大事な仕事であるが、このタンク残量が多く荷下ろしできない状態ではいくらお客さんのいうことでも絶対聴きいれてはならない。これは会社命令でもある。仮に荷下ろしをし始めてオバーフローでもしようものならその責任は私たちドライバーの責任または会社の責任になってしまう。いくらお客さんがおろしていい良い、と言ってもだ。

タンクの残量が多い場合どうするかというと、ガソリンスタンドにガソリンを入れにくる車を待つしかない。たくさん車が来れば早くにタンクに空きが出る。というわけでタンクローリー はスタンド構内にその間ずっと待機になってしまう。ガソリンスタンドにとっては長い時間スペースを占有してしまうタンクローリー の存在は邪魔だし、私たちタンクローリー の側にしてみても次の配送に影響が出てしまうので両者にとって良くない状況である。

スタンドの店長が何度もやってきて「ずっとここにいてもらっても困るんだけど、なんとかならないか」と言ってくるが「すいません。タンクがあくまで待つしかないですね」と返すしかない。先方にイライラした様子が見られたがしょうがない。これは注文する側の見通しの甘さもあったわけだから。タンク残量と油種の確認はしっかり行うことを訓練時に徹底して教わる。自分で判断するのでなくすぐに事務所にも連絡することになっている。すべては安全を考慮したことなのである。

そのガソリンスタンドはいつもタンク残量が多くてドライバーたちにも嫌われている場所だった。いくら待機してもタンクに入らない場合は同系列のスタンドに転送になるからだ。「早くしてくれないか」と言われても「会社からの命令なので、すいません」と答えるしかなかった。

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