
結論から言うと、勇気ある先輩方のおかげである。大型トラックの免許を持っているから運転してみろと言って運転させてくれるその勇気である。確かに私は過去に4トントラックの運転をしていたことがあったのでその点を加味しての言葉だったと思う。でも「免許持ってるんだろ。なら運転しなよ」と言ってくれる懐の深さは嬉しい。いつまで経ってもハンドルも握らせてもらえないようでは成長はないのだから。と、これは実際の運転の話。
もう一つ。会社選定する時の話。実は私は会社を選ぶ際に、4トン車などの小型の配送手段を持たない会社を優先的に選んだのだった。大型トラック未経験の私が最短で大型トラックに乗務できるようになるためには大型トラック並びにトレーラーしかない会社を選ぶ必要があった。そうなると石油輸送系の大手に的が絞られるわけだ。これはある意味戦略的に行なった。私の入った会社は大型トラックとトレーラーしかなかったので最初から大型トラックの運転と練習が当たり前のようにできた。これは大型トラックの運転技術の上達にとっては格好の状況だった。
よく聴く話でまずは4トン車に慣れてから大型トラックに乗ると言う流れ。実際のところはよくわからないが、私の経験から言うと、4トントラックを少し大きくした感覚が大型トラックだと感じたので4トン車に乗る経験はあっても良いが、正直無くても全然平気だと思う。それは私が4トン車に乗っていたのはもうかれこれ28年ぐらい前のことだったからだ。そんなタイムラグがあっても乗れるのだから4トン未経験でも大丈夫。
なので面接とかで「まずは4トンから」と言われてもそれを良しとするならそれでもいいが、もし早くに大型トラックに乗りたいのであれば大型トラックに乗るしかない環境に行くべきだと思う。