「これはダメだ」と転職を決めた瞬間

転職することは勇気もいるしエネルギーも要する。なかなか決断できないものである。でも機会を逸してしまうとずるずるとそこに留まってしまいしんどい思いをしてしまう。状況を読み取って「これはダメだ」と思ったらすぐに動くのがベストである。潮目を読む感覚というか、ああ、こう言う流れになっているのだったらもうこっちに進んでしまえ、という先見的な判断である。

私の場合どうやって潮目を読んだかと言うと、組織のトップが僕の前で「俺はやりたくて(トップを)やっているんじゃない。嫌になるよ。もう勘弁してくれ」と泣き言を言っているのを聞いたときに判断した。「これはダメだ。じゃあ最初っからトップなんか引き受けなかったらよかったのに。こんな責任感のないトップが選ばれる組織はいずれダメになっていく」と分析し早々に辞めようと思った。

結局そのトップはその後も辞めることなくそのポストにい続け、現在もそのポストにいる(人伝に聞くと)。こう言う人は辞めないのだ。それなりにおいしい汁を吸っているわけだし、そもそもそう言うトップを選任してしまう組織全体の土壌があるのだ。だからそのトップもぬくぬくと温存される。トップ個人の問題も当然あるが水の下に隠れている大きな氷の塊、組織全体の問題でもある。こうなると当然私の様な一個人ではどうしようもできないものなので、諦めてそこにい続けるか、見切って出ていくかの二択しかなくなるのだ。

そう言うトップがいる組織が抱える慢性的な問題としては、物事が決められない、と言うことがあげられる。いくら部下が良い提案をして実践しようとしてもトップが自分で責任を取ろうとしないので、決まっていかないのだ。トップが「よし、俺が責任取るからやってみろ」と言う姿勢でなく「私は話は聞きましたがやれとは言ってないです」と言う姿勢なので、部下たちの議論はいく先を見失ってしまう。1時間の会議が2時間になり時間ばかり浪費してしまう。これが組織の主要な事案を決定する場で起こっていることなので当然現場サイドではもっと物事が決まらない状態に陥っている。こうなってくると現場の士気も下がってくるし実務にも影響が出てしまう。

そうは言ってもこう言うトップはその後も生き残り、組織も崩れることなく存続されるのである。私が転職で学んだのは、逃げかただけでなく、そう言うことがわかったと言うこともある。私1人で組織を改革するなんてことは到底できない。組織とは日々の手続きを踏めばちゃんと存続する様にできている恐ろしい存在なのだ、と言うことである。組織の脆さと言うのは組織の構成員であるトップをはじめ中間管理職、現場、などの日々の発言や文章の端々に必ず現れている。それをちゃんとキャッチして早めに判断する事が結果自分の身を守ることにつながる。潮目を読む、これがキーワードだ。

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