ささやかながら書斎をもつ喜び

先に断酒をして2年になるというブログをアップした。その中で断酒して良かったことをいくつか挙げたが、実はタイトルにあるように「書斎」をもつ喜びを得たことも追加しておく。書斎と言っても公団の一室の片隅であるが、そこには広い座卓がおかれその上には自分の好きな作家の本や哲学書が並べてある。また、お気に入りの文房具が入っている箱や、ほぼ日5年日記帳、手帳、トラックのミニカー数台、バイキンマンのぬいぐるみ、伊勢に旅行に行った際に買ったうなぎの人形とそれを入れるうなぎかご、娘からもらった絵、吉本隆明さんの「吉本隆明 五十度の講演」のジャケット、娘との写真、SAVASタオルなどなどがおいてある。それらは所定の場所に置いてあったり、壁にかけてあったりして所定の位置にある。座卓に座ると決まってそれらが目に入る。それら愛着のあるものがいつもきちんと所定の場所にあるということが精神的に与える影響は大きいのだ。

仕事が終わって帰ってきて食事やその他もろもろが片付くと書斎に行って座卓に座る。そこで今日あった出来事や感じたことなどを手帳につらつらと書き込む。側ではAIスピーカーから音楽が流れている。手帳には(→参照「メモからわかる自分」 )今日やれたことや感じたこと、明日したいことなどを書きたいままに文章にして書き留めていく。この作業を行うために座卓に座ると言っても過言ではない。1日を過ごしてきた自分と向き合う時間。ここに座ると固有の自分に戻れるというか、外にでて仕事をしている自分ももちろん固有ではあるのだけど社会的な役割の方が優先されて自分というものは影が薄くなっている。なので家に帰ってきて固有のものたちに囲まれるという経験は固有の時間を回復する意味でもとても大事なのだと思う。

今後も旅行などに行ってこの書斎に置けるものを探すのだろう。固有の空間、固有の時間を大事にするために。

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