
昨年の今日(2019年4月4日)のメモ帳を読み返すと次のようにメモ書きが残っていた。
仕事に対して自信がない。
経験はあるのになくなっている。
どうしたんだ?あれだけ自信にあふれていたのに
20190406
おそらく4月6日に書いたのだけれども、なぜか4月4日のページに書かれている。ともあれ4月に福祉の現場に戻って来て不安な気持ちになっている自分がその時にはいたのだ。メモがそのように残っているからそうだったのだろう。
このメモから見るに過去の一時期、僕は仕事に対して自信を持っていたことがあるのだろう。一体何の自信なのだろう?子どもを支援して行くのに戸惑いもなくスパッと判断できて明るく元気に接することができるということ、が自信なのか?おそらく以前の自分だったら、所属する組織の中でイニシアチブをとって雰囲気自体をもしかしたら作っていたのかもしれない。それは自分で作ったものだから予定外の事項は少なく、ほぼ自分の考えと並行して組織も可変していた。そんな時期もあったなあ。
でも今はこう考える。それは例え自分にとって動きやすい、自分の力を発揮しやすい環境だったとしても、そこには他の職員もいていろんな考えが共存するところだった。にもかかわらず先に挙げたような僕が単独でそれもゴリ押しな雰囲気を作ってたとすると、それは他の職員たちにとってはどうだったのか?という問題が出てくるはずだ。自分で作った道でしか歩けなかったのだ。本来ならば職場のみんなと共に作って行くはずなのに。
今は自分が前に出て行く時期ではない。人が作って行く道に素直に従って歩いて行くことも必要だと感じている。目の前にいる子どもにしてもそう、一緒に働く大人にしてもそう。彼らの後をついていこう。そうすることで見えてくる風景というのもあるはずだから。自信のなかった昨年の今時分。今年はどうだろう。今年は自信喪失とまではいっていないが、1年やって来れたという少し自信のついた自分がいる。これは流れに身を任せて委ねてみた結果としていつの間にか身についたものだから、これまでの僕とは少し違っていると思うのだ。さて、今年もメモ帳にその時々の気持ちを書き綴って行こうとと思う。こうした振り返りができるきっかけにもなるのだから。