
昨年の今時分の手帳にはNPO法人を立ち上げるためのメモがびっしりと書いてあり、昨年の今日と明日の2ページ分にわたって設立に関する趣意書の下案が書き上げられている。おそらくたぎる想いを書き留めたくて一気呵成に書き上げたのだろう。今読み返すと懐かさしさとともに冷静な自分もいる。かなり無理なことをやっていたなあと。それに福祉業界に戻ってきたばかりなのになにやっているのだろうと。もちろん目の前の仕事はちゃんとやっていた。目の前の仕事をやりながら同じぐらいの熱量で法人の立ち上げ準備をやろうとしていた。いや、やっていたのだ。
あれから1年が経ち、世間は新型コロナウィルスによる外出自粛になり生活の有り様が一変した。昨年のようなことは今年は無理だろうなあ、と思ったりした。僕は昨年の手帳を眺めながら、昨年法人立ち上げで使っていたエネルギーを今年は何につかうのだろうかと自問自答してみた。すると、おもしろい考えにつながっていった。今年はそのエネルギー量を自由に他のことにつかえるではないか、と思ったわけだ。さて、何に使うのだろうか。それはまだよくわからない。
でも一つ言えることは、振り返ること過去8年ぐらいのうつ病期間において今年は一番安定した状況であるということ。仕事も無理なくやっているし薬もちゃんと先生に言われたとおり飲んでいる。睡眠もしっかりとれている。お酒もタバコもやっていない。なので身体への負担も少ない。これらの条件は過去においてはなかった。そこに余剰したエネルギーである。ただ、昨年のような無茶な動きはもうしないと思う。今年はとにかく安定して仕事をこなし身体を大事にする。これまでどれだけ自分を痛めつけてきたことか。それを充分に反省して今年はベースになる心身を安定したものに定着させる。それに専念する。
やるとしたら来年からだ。
自分もそうですが、つい頑張りすぎてしまうのは、悪い癖ですよ!
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