手帳の不思議

以前このブログでも書いたが僕は毎日手帳にジャーナルと言って思いついたことを1ページぎっしり書くようにしている。そんな習慣はなかった僕にどうしてそのような習慣がついたかというとこういうことだった。

転職に失敗をして逃げるように退職をしついに無職になってしまった。そんな境遇は人生において初めてだったしひどく精神が不安定になり、とてつもない孤独感に苛まされ、頼れる人は誰もいない、そう思った。無職になるだけで自分の存在価値も無になったような気がして、自分を支えるべきものがこれまで外部にあったことに気づく。そう、ちっぽけな人間だったし弱い人間でもあったのだ。必死に何かすがるべきものはないか、探していた。そんな時に何故か文字を書くことを思いついたのだった。変な話だが自分の書く字に親近感を感じた。けっしてきれいとは言えない男の書く無骨な文字の連なり。にじみ出る自分という存在。それが手帳に書き出される文字に反映されていた。

そのことに気付いた僕はその日から手帳にとにかく思ったことを書き始めた。手帳が埋まれば雑がみの端っこに文字を書いてそれをハサミで切って手帳に糊付けした。途端に手帳は通常の厚さの2倍になった。無職である自分の境遇。不安でどうなるかもわからない混沌とした気持ちを手帳に書かれた文字たちは吸い取ってくれるようなそんな作用を見るようだった。自分の書いた文字が自分を救ってくれる。そんな体験をした。そしてその体験が今も手帳に文字を書かせ続けている要因なのだ。

本当に手帳に書いた文字に助けられるという不思議。その書いた分だけの文字によって僕は救われている。そして最後にもう一つ不思議を。手帳に書いたことは意外にも意外結構本当に実行されたり実現されたりしているのだ。書くことは意味を生み出し現実になる。

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