好きな本の好きな一文をあげてみる。

好きな本は『ソクラテスの弁明 クリトン』プラトン著 久保勉訳(岩波文庫)である。そして好きな一文とは

いやしくも彼らが徳よりも以上に蓄財その他のことを念頭に置くように見えたならば。またもし彼らがそうでもないくせに、ひとかどの人間らしい顔をしたならば、その時諸君は私が諸君にしたと同様に彼らを非難して、彼らは人間の追求すべきものを追求せず、何の価値もないくせに、ひとかどの人間らしい顔をしていると言ってやっていただきたい。諸君がもしそれをしてくれるならば、その時、私自身も私の息子どもも、諸君から正当の取り扱いを受けたと言うべきである。(59)

プラトン著『ソクラテスの弁明 クリトン』(岩波文庫)より

この本には他にも珠玉の言葉がいっぱいある。おすすめの一冊だ。

僕はこのソクラテスの言葉とともに生きていこうと思う。

好きな本の好きな一文をあげてみる。」への1件のフィードバック

  1. 知識もさる事ながらこの人物は絶対的なモラルも持ち合わせていたと思う。
    知識を高めるというのは本来そこに向かうべきものなんですよね。

    いいね: 1人

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