
いま巷ではさかんに副業が流行っていると言うか、推し進められているというかとにかくそういう雰囲気だ。「今の会社がいつまで続くかわからないよ」という声も聞こえてきたり、または「もしもなにかあったときのために食っていけるように何か技術を身につけよう」とか。よく考えてみると、今の仕事をやりながらもう一つ仕事をやるような感じなのだろうか。それはもうひとりの自分がいて今の自分と同じぐらいの量の仕事をこなしていくということだとすると、結構たいへんなのではないだろか。今目の前の仕事で手一杯だ、現実は。まあしかし僕はやってもみないうちから大変だとか言っているので駄目なんだけど。
稼いで食っていくということは本当に大変なのだと思う。もちろん会社員をしていたら使われている身分だし自由もないし収入も限られている。そういう社会システムの中にとりこまれているからそうだとも言える。でも大多数の人が会社員という枠組みの中で働いて稼いで生きている。だから一概に悪い仕組みだとは思わない。僕は副業をするまでの力量も才能も努力する気持ちもないから偉そうなことは言えないが、危機感だけはしっかりと持っているつもりだ。はっきりと感じているのはもう年功序列、終身雇用は形骸化されていて、会社が守ってくれるということは無いということ。だから何から何まで会社に依存しきっていては駄目なのだ。いつでも辞めてもいいように自立する気持ちだけはどこか持っておいたほうがよい。
さて戦略家でもないし、努力家でもない僕がどうやって生きていくか?それは好きなことをして生きていけるように働くことだ。僕の好きなことは読書だしアマチュア無線などがあるが、それらが維持できるように働くことだ。今はそれぐらいしか言うことができない。のほほんとしていて緊張感がまったくないが、いいのだ。かっこいいことは言わない。ただソクラテスの言っていた言葉を大事に生きていきたい。それは間違いなく僕の人生の道標になる。
私は知らない
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