うつ状態に陥っても欠かさなかったエクスプレッシングライティング

いつも使っているRollbahnのノートにペンとマーカー

生活の中で今大事にしていることは何かというと、手帳やノートにその時々に思っていることをあれこれ書く、ということである。「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれないが、今の僕にとって文字を書くという行為はなくてはならないものになっている。文字を書く。ペンを持つ指先から綴られる文字。それは幻想かもしれないのだけど僕の内面にある何かがある形になっているのであって、いわゆる「表現」と言われる。僕の中にあるいろんな思い、目に見えないものが目に見えるものになって現れてくる。「おや、ようこそ。そこにいたのかい?」と言った意外な感じで色んなものが文字になって出てくる。当然気付きもたくさんある。言葉で話す、ことともまた違う。何かを確実に獲得するという感覚が文字を書くという行為にはあるように思う。言葉で話すのはふわっとした感じがあってすぐにどこかへ消え去っていくようで、でも、文字はがっちりと掴んでそこにある、といった感じだろうか。

エクスプレッシングライティング。とにかく思ったことを何でも手帳、ノートに書き出していくこと。これを初めて1年以上になる。これをする以前はどうやって自分を確認してたのだろうと不思議になる。いろんな思いを持っていたはずだあの頃も。でもそれは自分で確認されることなくお酒をのんで忘れたり、ツイッターで呟いたりして、すぐに消え去っていっていた。マーケットに乗って消費される自己。どこにいても存在しない不安定な自分という存在がますます深まる。個人という幻想に自身がのまれて終ぞ自身を捕まえることができない日々。自分って一体どんな存在なんだ?と。

辛いときこそ、孤独を感じるときこそ、誰も頼れないときこそ、僕はペンをとって手帳にに文字を書く。たったそれだけの行為だが、それだけでは終わらない行為なのだ。愛おしい文字たちよ。それは自分の分身でもある。

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