TUMIの鞄(かばん)にオイルを塗る午後

TUMiの鞄(かばん)

いつだろうこの鞄(かばん)、TUMIのビジネスバッグをハードオフで買ったのは。TUMIの鞄なんて新品で買えるわけもなく、街中で肩から下げて歩いている人を見ては羨ましく思っていた。そのTUMIのビジネスバッグがハードオフで中古のものが安く売りに出されていた。安くと言っても1万5千円ぐらいはしたと思う。迷わず買った。僕の仕事ではめったに使うものではなかったが、大事な会合や出張などで使っていた。この鞄、所々に革(かわ)が使われている。おそらく牛革だと思われる。合成繊維にまじって所々に革部材が使われているとアクセントになって良いし、手で触れるところに革がつかってあるので、触った感触も良いし使っているうちに味わいも出てくる。そう見た目も良くなるのだ。

しかし革製品は湿気に弱い。すぐカビてしまうのだ。それに使わないでいるとどんどん乾燥してヒビがはいってしまうのだ。今回もしばらく部屋の隅に放置していたせいで革の部分がかびてしまっていたりひび割れていたりしていた。「すまんすまん」と言いながら部屋の隅から出してやり、全体のホコリをとってきれいにする。その次に乾いたタオルで軽く革の部分を拭いてきれいにして、次に革の部分にオイルを塗っていくのだ。この鞄にはそれほどたくさんの革部材は使われていないが、それでもちょっとした時間がかかる。革製品のいいところは、手入れをしてやるとすっかり生き返ることだ。今回もオイルを塗っていくうちに鞄自体が生き生きとしてくるのが伝わってくるのだ。輝くし、しっとりするし、生気が宿るという感じ。

今の仕事ではめったにこの鞄は使わないが、手入れはしっかりとしておこう。鞄は生きているものだ。

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