そんな中でもひとつだけ嬉しいことが

先日、近くのスーパーに読書会のチラシを掲示させてもらったのだが、そのチラシに付けておいた連絡先の付箋が1枚ちぎって持っていかれていたのだ。ちょっとうれしかった。興味のある人がいて持っていってくれたのかな?なんて少しうれしくなった。連絡は全くもってこないんだけど、でも誰かがちょっとは読書会に関心を持ってくれたことだけでも嬉しかった。そんな読書会は10月10日に第一回目を開催することだけは決まっているが、この調子だと僕一人の参加で始まって終わってしまうかな。まあ仕方ない。地味なものだし、なにかすぐに成果が得られるものでもないし。

僕の中で読書会というのはすごく意味をもっていて、それは過去に吉本隆明さんの代表的著書である『共同幻想論』という本を読書会でもって読破したことがあるからである。ものすごい難書で一人の力ではなかなか読み切ることはできない本だと僕は思っている。今でも。それを読書会参加者とコメンテーターの先生を講師として1年間かけて読んでいった。その時の体験がものすごく鮮明に残っているのだ。難書と思われていた本が段々と内容がわかっていく面白さ。

プラトンの本も読書会で読むことで、内容を理解することはもとより読みながらプラトンと哲学がしていけたらと思っている。参加者はまだいないが、必ず参加したいという人が現れると思っている。たった1枚ちぎられた連絡先の用紙。点であったものが線になることを願って。

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