
stand.fmでも収録したので内容が重ならいように。ここでは具体的な行動を書こうと思う。そう、今の僕ははっきとと言おう、仕事に飽きている。飽きるまで放置してしまったのは自分のせいだし、またこれまでの知識とか経験とに頼りきってしまっていたそのつけが出てきたのだと断言できる。そうこれまでの貯金だけでなんとかやりくりしていてその貯金が底をついてしまったのだ。
職場にひとり金星のごとく輝きを放っている職員がいる。まだ若い、僕と倍も年齢が違う。その人は仕事に対しても真面目に取り組んでいるし、工夫をしているし、着実に仕事をこなしているし、そして何よりも明るい。僕はその人に完全に負けているのだ。それは明言できる。その人は貯金を切り崩す僕とは打って変わって積み立て型なのだ。なので着実にレベルを上げている。本当に完敗。知識とか経験とかアドバンテージ(ちっぽけなものだが)にして無意識にマウントをとっていたのは自分だった。でもそんな僕は成長はせず停滞していた。いや停滞というより衰退している。いやいやもうネガティブなことはこの程度にして、じゃあ僕はこれからどうすればいいのか?ということだ。
僕は思ったのだ。映画「バケモノの子」で主人公が師匠のすごさに近づこうとひらめいたのが一挙手一投足全てを真似していくということだった。その日常に潜む目立たない動きまでも自分の動きとして取り込み、またたく間に成長してゆき直に師匠を追い越すという内容。僕もそれをしてみようと思う。その若い職員の人の一挙手一投足をまねしてみよう。彼はいつも退勤する時、ドアのところで振り返って一礼して「お疲れさまでした。しつれいします」と言っている。よし、まずはそこから真似してみよう。まずは小さいことでもいい。やってみることだ。
タンクローリーに乗っていたときも同じようなことを経験している。どうしても仕事のレベルが上げられず、荷降ろしの動きがぎこちなかった。このときも確か僕は先輩の小さい仕草までまねしようと実践したことがある。そして家に帰ってロールプレイで何度も何度も仮の荷積み、荷降ろしの練習を繰り返した。頭で考えるのではなく、身体に覚えさせるということを意識して。
身体が覚えると、かなりのアドバンテージを得られる。なぜなら頭で考えることはそれ以前に何度もしていのだから、身体が動き始めると悩むということが断然減る。とりあえずもう動いているわけだから。それも正確に。まだやれることはある。まだ色んな決断をするときではない。いまここで安易にできないと投げ出してしまうと永遠にプライドにまみれて何もできない人間になってしまう。盗め。良いところはどんどん盗め。相手が年下であろうと年上であろうと関係ない。良いものは良いのだ。