2020年を、ちょっと早いけど振り返ってみるーうつ病高揚期ー

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結論から言うと、2020年は服薬による気分の高揚の年だった。2020年の年明けからブログと筋トレ、本読み(プラトン全集読破を目指した)、日記書き、手帳書き(エクスプレッシングライティング)など今思うとよくもそんなエネルギーがあったものだと思う。そしてそれらが一段落すると今度は転職にエネルギーが傾注され、つい最近まで色んな運送会社に電話をし面接のアポをとって実際に面接に行ったりしていた。もちろん50歳という年齢で落とされるのだが、それでもめげずに次々と面接に行っていた。どこにそんなエネルギーがあったのかと思うぐらい。

でも同時に「今から新しい仕事なんて無理だよ」と冷静な自分がいて、ここがポイントなのだが、実際に動いている自分と冷静に分析する自分が常時いたのだ。50歳が異業種へ転職したって給料は減るし仕事を覚えるだけでも大変だし更にうつ病を抱えている自分は早晩倒れてしまうだろうことが簡単に想像できた。精力的に動き回る自分と、その動きを牽制するようなもうひとりの自分が同時に存在していた。

最終的にはもう自分で自分を制御できずに心療内科の主治医に相談しに行って自分が制御できなくなっていることを素直に相談した。結果は服薬の大幅な変更だった。2020年の殆どは気分の高揚する効果がある薬がメインだったが、今回からは心を安定させる効果をメインとした服薬に変更になったのだ。で、服薬変更でどうなったかというと、正直にありのまま書くと、まったく転職熱は冷めきったし現在の仕事に対してしっかり取り組めるようになったし、先々のことを考えて落ち込んだりもなくなって「ま、今日は今日の風が吹くし、明日は明日の風が吹くだろう」と眼の前のことに向き合えるようになったのだ。そう、あの勝手に心が先々を見越して動こうとする衝動的なものがすっかり影を潜めたのだ。

正確なことを言うと、おそらくこんなにも顕著に薬効がでるとは思っていない。薬効がでるのは数週間たってからだと思うのだが、でもこんなに顕著に変化を感じている自分もいて行動様式にも変化がでているのはなぜだろうと考える。そこにはおそらくだが、主治医に相談することで自分をより客観的に捉えることができたこともあるのだと思う。

ともあれ、2020年のほとんどを躁うつ状態で例えると躁状態のままがむしゃらに動いてきて2021年を目前にやっとうつ状態よりの中間地帯に自分を移動させることができた。日々手帳とか、日記とかで振り返っているのだが、僕自身を客観的に見るに、これが自分にとって普通の状態なんじゃないかと思えるようになった。久々に味わう「普通の自分」という自分。この普通の状態を標準値にして行き、ここから上振れて躁状態になったならすぐに主治医のところに相談しに行こう。その逆もしかりだ。そのためにも日々の状態を把握するべく日記や、手帳(エクスプレッシングライティング)をしていこう。

2020年の躁状態末期は、自分がコントロールできずに漠然とした不安感に囚われ死ぬことを考える頻度が増えていた。躁状態というのは明るく闊達なイメージをいだきやすいが、実はそれはコントロールできていないということの裏返しであって、本人にとっては相当しんどいものだったのだと今なら思える。そして今は死にたいと思うことはなくなった。それだけでも良かった。新しい薬になって今日で5日目である。今はこの普通の状態を大事にして2021年を迎えたいと思う。

そう何年ぶりだろう。村上龍の小説を手にした。人工知能を主題にした小説だ。プラトンから一気に、だ。そして聴く音楽も2012年リリースのきゃりーぱみゅぱみゅを聴いたりしている(きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲は結構完成度が高いと思っている)。そして学生時代に聴いていたパット・メセニー・グループのアルバムを中古で買い直したり、スヌーピーのオムニバスも同じく中古で買い直したりしている。僕の中で今いろんな変化が起こっていて、その変化の一端がそういうところに現れているのだろう。

40代はうつ病に始まってうつ病で終わった年代だった。でもその大半をお酒を飲んで治療に専念していなかった。ようやく40代終盤に入ってお酒をやめて治療に専念し始めて、そうして今がある。服薬による影響の波があってまだ安定しているとは言えないが、でもこんなに治療に専念したのも初めてだし効果を肌で実感しているのも初めてだ。今は薬の力を借りないと生活が成り立たないが、今が一番ベストな環境にいると実感している。お酒をやめているし、仕事は勝手を知ったものであるし、職場と自宅が近いし、心療内科にちゃんと通院し薬をしっかり飲んでいる、日記やブログ、エクスプレッシングライティングなどをして自分を客観視出来ている、など。

死なずに今を生きている。死なずに済んだ「何か」は必ず僕を成長させる、と思っている。

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