姿勢が悪くなると、舌筋も弛緩して前へだらっと下がる。姿勢と腹筋と舌筋の3つの関係について。

Photo by Kamaji Ogino on Pexels.com

最近口周りの筋肉が衰えたなあ、と感じていた。でも昨日食卓に座っていて気づいたのだが、どうも口周りの筋肉が落ちたということではなく、僕の舌がだらっと伸び切ってそれが口の前の部分、前歯に当たっていることに気づいたのだ。これって何が原因なのだろうか?しばらくあれこれ考えみた。その時ふと姿勢をよくしてみたのだが、背中を伸ばしてちょっとそらすような感じにしてお腹を突き出してみた。お腹を突き出すとなんと舌もぐっと奥に引っ込むことに気づいたのだ。そう、姿勢をよくすると自然と顎も引き気味になりそれに合わせて舌の筋肉もひっぱられて奥に引っ込むのだ。もちろん経年による身体の衰え、弛緩というのもあると思う。でも今回自分の体をつかって確認したのは、姿勢を正しくするとお腹は前にでて背筋はのび、それと同時に顎も引けて舌の筋肉も奥に引っ張られる。そうすることで口角もひっぱられてきりっとした顔つきになる。だからひとえに経年による身体の衰えだけではないのだ。姿勢が正しいか正しくないのかということが体の内部に与える影響が大きいのだと気づいたのだ。

思い返せばスマホを片手に長時間前かがみでいると体の前方に張り出す筋肉はずっと緩んだままでかなりの部分が弛緩した状態が続いていたことになる。それが続くことで体はその状態になれてしまい、実際立ち上がって行動する際もその弛緩した状態が解除されることなく体はぎこちないままだったりする。人類が最初に立ち上がってあるき始めた頃のようなあの前方に前かがみになって歩くあんな状態に近い。ということは僕は退化する方向へ体をもっていっていたのだ。だから体のあちこちにぎこちなさを感じていて、歳のせいかなあ、なんてあらぬことを思ったりしていた。要は姿勢の問題だったのだ。これからは姿勢をよくすることを強く意識して生活しようと思う。なぜ人間は直立歩行をし始めたのか?そんなルーツにもつながる姿勢の問題。姿勢が崩れ前かがみになるとその直立方向へと進化していった人類の体のメカニズムが成り立たなくなる。とは言ってもいつかは前かがみになるだろう。でも少しでもそれを遅らせることはできるはずだ。

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